なぜ一眼レフカメラ・ミラーレスカメラで赤ちゃんや子どもの写真を撮るのか | 写真を撮りはじめたきっかけ―カメラ初心者・カメラをこれから始めようと思っている方へ―

写真のあれこれ

写真を撮る理由は人それぞれかと思いますが、自分がなぜ“一眼レフカメラで”写真を撮るのか、改めて考えてみました。

なんだか難しそうだし重たそうだし、どうせ買ってもあまり持ち出さないんじゃない?

あれでしょ?写真をやるってことは“映える”スポットとか、どっかわざわざ撮りに行かなきゃいけないんでしょ?

もちろん素敵な背景でついつい心ときめいてしまうのも嘘ではありませんが、それだけではないのです。

一眼レフカメラのレンズを通じて見える世界は、ありふれた日常生活までもドラマチックに変化させてしまいます。家の中の写真でも良いのです。もちろん持ち出すとなれば重たいのは否めないけれど、それを持ってしても持ち出す価値がそこにある!と私は考えます。

瞬間を残す

覚えていることの難しさ

自分の記憶の曖昧さにびっくりすること、ありませんか? 私は多々あります! 学生時代の友人たちと昔話に花を咲かせて「あの時ああだったよねー」なんて話していても意外とみんななんとなーくしか覚えていない。でも、写真に残っている場面だと不思議と思い出せるもの。写真を見つめていると、その時その瞬間の空気、起こった出来事が頭に浮かんだりします。

成長記録として

写真を撮る枚数が格段に跳ね上がったのは、息子が生まれてから。特に乳児期は、日に日に大きくなり成長していく我が子の姿を捉えたくて、忘れたくなくて、必死にシャッターを切る日々。

でもそれってスマホで撮ればよくない?

スマホでも良いんです。残したいだけだから。今のスマホの画質はすごくなっていく一方ですし、もちろんスマホ撮影を否定する気はありません。私も手元にカメラが無ければスマホでバンバン撮っていきます。

じゃあなんでカメラなの!!

日常をドラマチックに

一眼レフカメラで日常生活を切り取ると、突如我が子が映画や写真集のワンシーンのように感じられるマジックが起こりえます。なぜだか涙が出てくるような、そんな写真が。脳内BGMは小田和正。

スマホ撮影でも最近は背景をぼかすことができたり加工ができたりと、十分にドラマチックな写真を残せます。でもものすごーい枚数を撮る上で全部を加工するのは、なかなか至難の業。一眼レフカメラやミラーレスカメラは撮影時にレンズを交換したり細かい設定を変えたりと、より自分好みにカスタマイズする事が可能です。

カメラを持つこと自体が撮影のモチベーションになる

同じ瞬間を捉えるにしても、スマホではなくカメラを構えると私は連写を始めます。構図を意識しだします。テンションが上がっているのか、こだわりが出てくるのか。まだまだ腕が未熟な私の場合は練習も兼ねて。とにかくものすごい数をパシャパシャパシャパシャ・・・。自然と写真として残っているシーンが多くなっていく。

一瞬を大事にできるように

泣き顔も愛おしい

育児をしていると「あぁ、もう!!」の連続です。抱っこしないと泣く。置いたら泣く。イヤイヤ期で泣く。ほんともうちょっとしたことで、とにかく泣く。

もちろん「かわいいな」と微笑ましく思える時もあれば、色んな要因が重なったりどんな手を尽くしても泣きやまず、心の余裕がどんどん無くなり「もうーーーーーーー泣き止んで!!!!」となる時も。そんな時は写真を撮っちゃいませんか? 気持ちが少し落ち着くのか、客観的に見られるようになるからなのか、泣き顔が愛おしく感じられるようになる(時も、ある)。将来の財産となる可愛すぎる泣き顔を収めることもでき一石二鳥♪

ただし本人が「写真撮らないで!」と嫌がるときは、直ちにやめましょう。嫌な思い出になっちゃうからね!

やらかしも面白がれる

壁一面にクレヨンアート。ティッシュ一箱全部出し、床にペーパーの海。静かにしているなと家事から戻ると出くわしがちな、やらかし場面。ついつい「ぎゃ!」と変な声が出ちゃいますが、そんな時こそシャッターチャンス。怒りに火がつきそうなところをグッとこらえて、「将来大きくなった本人に見せちゃる!」と息を巻き、おもしろおかしく撮っちゃいます。

そうこうしているうちに、「わぁ、意外と上手に描けてるじゃない」「あれ?もしかしてこういう事をしようとしたのかな?こういう手先の練習をしているのかな?」なんて思えるようになったり、ならなかったり。

その日その瞬間にしか見られない景色

同じ場所にいても天気や時間帯によって、その瞬間にしか感じることのできない光・風・匂いがある。そんな事を改めて思えるようになったのは、紛れもなく写真を始めてから。

その中で色んな表情を見せる我が子との愛おしい宝物のような時間を、忘れたくない、写真を通じて思い出したいと願いながらシャッターを切ります。

フットワークが軽くなる

カメラをお供にお出かけしたくなる

日常写真を残すことが将来の財産となるので、写真の為だけにいわゆる“映える”スポットに無理して行く必要は無いとは思ってます。思ってるんですけどっ!!やっぱり色んな場所で撮りたい!という欲も。

でも親が行きたくて、その場所に行くことが子どもの経験になったり、子どもも楽しめるんだったら、いいんじゃないでしょうか! だって母だって楽しみたいもの!でもつまらない顔をさせてたら意味がないからね。あくまでできる限りみんな楽しい場所を。いつもそのせめぎ合いです。

冒険気分で色んな場所に行ってみよう!と思えるようになったのは、カメラのおかげかも。

待ち時間も練習タイムに

毎日の公園遊びやおさんぽで、さあ帰ろうという時に、子どもが突然立ち止まって砂いじりを始めたり石を並べたりと、動かなくなることありませんか。夕方だったら日が沈んできたりして、母としては一刻も早く帰って夕飯の準備を始めたいところ。次第にイライライライラ・・・。「ねぇ、早く帰ろうってば!!」

でもカメラを持っているとそのイライラ、ほんの少しだけ軽減されるかもしれません。だっていつも動きまわってピントがブレブレになってしまう被写体(我が子)が、止まってくれている。絶好のシャッターチャンス。角度を変えたり構図を変えたり、練習タイムに最適な時間になるのです(もちろん安全面には注意)。

私はこれで「待ちの時間」の億劫さが、すこーし減って公園や気軽におさんぽに誘えるように♪

人に喜んでもらえる

友達と遊ぶときにカメラを持って行き、可愛いお子たちや親子写真を撮って共有すると、みんな思っている以上に喜んでくれます。これも私にとっては「もっと上手くなりたい!」の原動力かも。

まとめ

  • 一眼レフカメラ(ミラーレスカメラ)で写真を残せば、ドラマチックな成長記録・日常記録・お出かけの記録となる。
  • カメラを持っていること自体が記録を残すモチベーションとなる。
  • かけがえの無い瞬間を残したその記録は、将来の宝物となる。

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